まずはイントロダクション。
イントロダクションではいくつか興味深い数字が引用されています。
コロナ禍は今まで起きてた変化を一気に加速しました。
この本で引用されている具体的な数字をご紹介しますと、eコマースは2000年に始まりましたが毎年1%の成長で2020年初頭、小売業におけるデジタル取引は約16%でしたが、コロナ禍が広がって8週間後には27%に跳ね上がりました。10年分の成長が僅か8週間で起きたわけです。
次に雇用数字。アメリカでは過去10年間で2,000万の雇用がうまれました。しかしコロナ禍でわずか10週間で4,000万の雇用が失われました。
そんな中、レストランや劇場は大打撃をうけて、廃業に追い込まれる会社もたくさん出てきました。
しかし、GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon) +Xはコロナ禍でより強大になりました。
ここにアップルとテスラの驚くべき数字があります。
アップルの時価総額が1兆ドルに達するまで42年かかりましたが、コロナ禍の中で僅か20週で2兆ドルを突破しました。
同じ時期にテスラの時価総額は世界一となり、トヨタ、フォルクスワーゲン、ダイムラー、本田の合計時価総額よりも大きくなりました。